「今後、公開を予定しています。」
ビデオ紹介:これはLMJ会員のエムシステム技研様のビデオです。
Youtubeシリーズ(自己学習用)
―システムインテグレーション 第1回-
はじめに
LONWORKSはLonTalkプロトコル、LONWORKS/IP(ロンワークスオーバーアイピー)をベースにしたオープン制御ネットワークです。さらにLONMARKによりデータ構造などが標準化されているため、高いインターオペラビリティ(相互運用性)が保たれています。そのため、LONWORKS機器の中でもLONMARKのガイドラインに準拠した機器をLONMARK認定機器、またはLONMARK準拠機器と呼ぶことにし、これらを利用することで機器メーカーに依存しないマルチベンダー機器ネットワークを構築できます。
ところで、オープンでインターオペラブルであることは、設計、構築、運用、保守を担当する会社やさらにはエンドユーザにとってどのようなメリットが期待できるのでしょうか。
ネットワークの選択基準
LONWORKSはワールドワイドで様々な産業で利用されてきました。ビル、工場、車両、変電設備などで採用され、多くの課題を解決しています。はたしてLONWORKSが採用された理由はどこにあるのでしょうか。プロジェクトごとに採用理由はさまざまなので、ここでは個々の詳細について言及はできませんが、LONWORKSに期待される共通の効果を考えてみましょう。
・ライフサイクルコストの低減
・機器障害のインパクトの最小化
・時代とともに変化する要件への追従
これらが、エンドユーザ、インテグレーターにとって最も重要な恩恵であると考えます。つまり、これらのメリットがあるシステムを構築するための手段として、オープンでインターオペラブルなLONWORKSを採用するということなのです。
ここで注意していただきたいことは、LONWORKSを採用すれば必ずしもこれらのメリットが期待できるわけではないという点です。これらの恩恵が結果として得られるような設計、構築、運用、保守が重要なのだということを理解していただきたいと思います。